宅建試験合格!したけど、その後は?
宅建試験に合格された方、おめでとうございます!
この記事では実務経験のない方が宅建試験に合格してから免許交付を受けるまでの流れを紹介します。
全体の流れ(埼玉県の場合)
1 実務登録講習を受講
登録実務講習実施機関(資格学校が実施している場合が多い)で講習を受ける必要があります。
こちらは国交省にある登録実務講習実施機関一覧です。
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/sosei_const_tk3_000068.html
費用はだいたい¥18,000~¥22,000ほど。
期間は2日間のスクーリングが多いですが、一部の実施機関では1日のコースもあります。
多少の違いはありますが、2日間のコースは9時~17時、1日の場合は7時~22時で行うイメージです。
2 資格登録申請(完了までに30~60日)
1の実務登録講習を修了し修了証を受け取ったら、資格登録申請をしましょう。
必要書類は下記の通りです。
(1)本人確認書類(免許証などを提示)
(2)宅地建物取引士登録申請書(書式は各都道府県のHPにあります。)
(3)誓約書(書式は各都道府県のHPにあります。)
(4)本籍地の「身分証明書」(発行後3か月以内)
(5)「登記されていないことの証明書」(発行後3か月以内)
(6)住民票(発行日から3か月以内)
(7)試験合格証書(原本を提示)
(8)登録手数料¥37,000
(9)登録実務講習修了証(原本を提示)
(10)顔写真(縦3cm×横2.4cm)
(11)営業許可証明書(未成年の方のみ)
3 法定講習を受講(2の登録完了通知を受領後)
※合格から1年以内に申請する方は受講する必要はありません。
(1年以内の期日については、窓口申請や郵送申請で期日が異なるのでギリギリの方は要注意です。)
全日本不動産協会など〇〇協会が行っています。
基本的に登録地の協会で受けるのがスムーズで良いでしょう。
費用は¥16,500
4 宅地建物取引士証の交付申請(完了までに15~30日)
(1)本人確認書類(窓口で提示)
(2)宅地建物取引士証交付申請書
(3)交付申請手数料 ¥4,500
(4)顔写真2枚 (同一のもの)縦3cm×横2.4cm
(5)宅地建物取引士資格登録通知
(6)返信用封筒(定型サイズ)宛名を明記し、110円+簡易書留料金分の金額の切手を貼付
※後日窓口での受領を希望の場合、返信用封筒不要
東京都の場合は即日交付です。自治体により交付にかかる時間は違うようです。
5 費用の合計
¥22,000+¥37,000+¥4,500=¥63,500(法定講習¥16,500も含めたら¥80,000)
費用も時間も結構掛かりますね。
6 申請しないのもアリ?
宅建試験に合格すると欠格事由に該当しない限り、一生有効です。
そのため、実務で必要でない場合は、合格しても登録しないということも可能です。
ただし、履歴書などには「宅地建物取引士試験合格」など試験に合格しただけで
免許は持っていないという書き方をしなければなりません。
手続きをすれば、宅地建物取引士として従事できますが、
前述の通り時間が掛かりますので、即戦力として採用したい企業からはマイナス評価になる
こともあるので注意しましょう。
いかがだったでしょうか。
こちらのブログでは、一級建築士、宅地建物取引士、F1、車に関することを中心に
役立つ情報をまとめていきます。今後ともよろしくお願いいたします。