【一級建築士製図試験】合格者の体験談

当時の状況

29歳で受験開始、学科は1回目で受かり、製図は2回目の2020年(令和2年)に受かりました。

製図試験2回目の年はコロナ禍でしたが、

個人的には、街なかに人が少なく、周りの人も遊びに行くのを控えている状況だったので、

勉強に集中することができました。

当時の上司が直近で一級建築士を取得したのもあり、

試験の大変さを理解してくれた上、仕事量も減らしてくれたので、

かなり恵まれている環境だったと思います。

モチベーションの保ち方

1年目も2年目も資格学校に通っていました。

学校に通うメリットの1つとして周りにライバルもしくは仲間が

たくさんいて刺激をもらえるという点もあると思います。

それでも2年目の製図試験勉強は長期間で中だるみを起こしそうになりました。

モチベーションを保つため、講義の無い土曜日は自習室に行くことをルーティンにしていました。

自習室に行って〇〇をする!ではなく自習室に行くことが目的です。

自習室まで着いたらせっかく来たのだから・・・と勉強を始められます。

勉強時間の確保

仕事をしながら勉強もするというのはとても大変でした。

とにかく意識したのはスキマ時間の活用です。

要点の記述の写真をスマホで撮っておいて電車の中で見る、

会社の昼休みにエスキスの解説を見るなど、

ちょっとしたスキマ時間の積み重ねが合格に繋がります。

工夫した点

2年目の製図試験からは勉強の資料はすべてiPadに入れておきました。

そうすることで、「これ1ヶ月前に似たような条件の課題あったな」とか気になったことを

どこでもすぐに確認することができたので、かなりオススメです。

紙のほうが頭に入るという気持ちもあったので、課題のまとめと復習についてだけは

紙のノートにまとめて持ち歩くようにしていました。

作図時間のコントロールについては、各工程のチェック表を作成して

初めのうちは毎回記録をつけていました(躯体を書く〇〇分、室名を書く〇〇分など)。

慣れてきた時期でも時々チェック表を使い、各工程のずれがないかを確かめていました。

ラスト数日から一週間の追い込み

ラスト数日から一週間は、できる限り有休を取って勉強時間を多く確保しました。

確保した勉強時間のほとんどを復習に当てました。

想像以上に忘れていて、今までに勉強してきた内容を復習するだけでも時間が足りないくらいでした。

あとは、たっぷりと睡眠を取って脳がフル回転する準備をしました。

そして一番重要なのは、イメージトレーニングです。

全てが順調に進むパターン、何かのトラブルが起きるパターン等いろいろな状況をイメージして

何が起きても落ち着いていられるようにイメージトレーニングをしました。

難しい課題が出て苦戦しても周りも同じように苦戦しているはず、なので焦る必要はありません。


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